珈琲

父と最後に飲んだのは珈琲でした。

入院していた病院の近くの喫茶店。

ぎゅっとあの時間を抱きしめて生きていくのだと思います。

白いカップの珈琲の香りは白くて思い出せない。

 

生きていくと云うことは抱きしめる時間が増えていくことだと思います。